マウスピース矯正は虫歯になりやすい?予防と対策を徹底解説
2025.05.16更新
亀戸WADA歯科・矯正歯科です。
マウスピース矯正中の虫歯が不安で、治療をためらっていませんか?
「装着時間が長いから虫歯になりやすい」と聞くと、心配になる方も多いでしょう。
今回は、マウスピース矯正中に虫歯になりやすい理由と予防法、見つかった場合の対応について詳しく紹介します。
この記事を読むことで、矯正治療を安心して進めるための正しい知識が身につきます。
結論として、正しいケアを行えば、マウスピース矯正は虫歯をしっかり防ぐことができます。
目次
- ・ マウスピース矯正中に虫歯になりやすいのは本当?
- ・ 虫歯になりやすいタイミングとは
- ・ 虫歯になりやすい理由とその対策
- ・ 虫歯を防ぐための具体的な予防法
- ・ マウスピースとその洗浄の重要性
- ・ まとめ
マウスピース矯正中に虫歯になりやすいのは本当?
マウスピース矯正は装着時間が長いため、虫歯リスクが高まるという声もありますが、正しいケアを実践すれば十分に予防可能です。
マウスピースは歯を覆う構造になっているため、唾液の自浄作用が届きにくくなり、虫歯菌が繁殖しやすくなる可能性があります。
また、食べ物のカスや糖分がマウスピース内に残ってしまうと、細菌が増殖する原因になります。
しかし、装着前の歯磨きや丁寧な洗浄、フッ素ケアなどを日常的に行うことで、虫歯を防ぐことができます。
マウスピース矯正は取り外しができるため、ワイヤー矯正よりも清掃性に優れている点もメリットです。
虫歯になりやすいタイミングとは
矯正開始前に虫歯がある場合は、必ず先に治療を済ませる必要があります。
虫歯がある状態でマウスピースを作成してしまうと、歯の形が変わった際にマウスピースが合わなくなる恐れがあります。
また、矯正中に虫歯が見つかった場合は、虫歯の進行度に応じて対応が異なります。
小さな虫歯であれば治療後にマウスピースを再装着できますが、大きな虫歯や抜歯が必要な場合には、矯正を一時中断して治療を優先することになります。
矯正の進行を妨げないためにも、日常的なケアと定期的なチェックが大切です。
虫歯になりやすい理由とその対策
マウスピース矯正で虫歯になりやすい主な理由は、唾液の作用が制限されることや清掃が不十分になりやすいことです。
歯とマウスピースの間に汚れが残ると、菌の温床となって虫歯を引き起こします。
- ・ 唾液が届きにくくなり自浄作用が低下する
- ・ 長時間の装着で乾燥しやすく菌が繁殖しやすい
- ・ 装着前に歯磨きを怠ると汚れが閉じ込められる
- ・ マウスピース自体の洗浄不足による菌の蓄積
- ・ アタッチメント周囲に汚れが残りやすい
こうしたリスクを理解したうえで、日々のケアを徹底することが予防のカギになります。
虫歯を防ぐための具体的な予防法
虫歯を予防するには、日常的な口腔ケアを徹底することが基本です。
食事のたびにマウスピースを外す、水をこまめに飲む、装着前に歯を磨くといった習慣が有効です。
歯と歯の間の汚れにはフロスや歯間ブラシが効果的で、特にアタッチメント周辺は丁寧に清掃する必要があります。
また、フッ素入りの歯磨き粉を使ったり、定期的に歯科医院でフッ素塗布を受けたりするのも有効です。
- ・ 飲食前後にマウスピースを外す
- ・ 水分を頻繁に摂取し乾燥を防ぐ
- ・ フッ素入り歯磨き粉で歯を強化する
- ・ 歯間ブラシやフロスで細部の汚れを除去する
- ・ 歯科医院での定期メンテナンスを受ける
小さな習慣の積み重ねが、虫歯のない快適な矯正期間につながります。
マウスピースとその洗浄の重要性
マウスピース自体を清潔に保つことも、虫歯予防には欠かせません。
使用後は毎回流水で洗い、週に1〜2回は専用洗浄剤で除菌することが推奨されます。
泡タイプやスプレータイプの洗浄剤で簡単にお手入れできるものもあり、外出先でも活用しやすいです。
逆に、入れ歯用洗浄剤は強力すぎてマウスピースに適さない場合もあるため、使用前に確認しましょう。
また、洗浄後はしっかり乾燥させることで細菌の繁殖を防げます。
マウスピースの衛生状態を保つことが、歯の健康を守る第一歩になります。
まとめ
マウスピース矯正中に虫歯になるリスクはゼロではありませんが、適切なケアをすれば十分に防げます。
特に、飲食後の歯磨きやマウスピースの洗浄、定期的な歯科検診が効果的です。
また、矯正開始前には虫歯治療を終えておくことも重要なポイントです。
歯科医の指導のもと、正しいケア習慣を身につけることで、安心してマウスピース矯正を続けることができます。
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