ドライマウスの危険性とは?口の乾燥が招くリスクと予防策
2025.02.22更新
目次
亀戸WADA歯科・矯正歯科です。
口の乾きが気になることはありませんか。もしかすると、それは「ドライマウス」のサインかもしれません。
ドライマウスは単なる口の乾燥ではなく、放置すると虫歯や歯周病、誤嚥性肺炎などのリスクを高める恐れがあります。
ドライマウスの原因や症状、セルフチェック方法、改善策を詳しく解説します。
この記事を読むことで、ドライマウスを予防・改善し、健康な口腔環境を維持する方法がわかります。
早めのケアが、快適な生活を送るための第一歩です。
ドライマウスとは?放置すると危険
ドライマウスとは、唾液の分泌量が減少し、口の中が乾燥する症状のことです。
原因は加齢やストレス、薬の副作用、口呼吸など多岐にわたります。
唾液は口内の健康を守る重要な役割を担っていますが、これが不足すると以下のようなリスクが高まります。
- ・虫歯や歯周病になりやすくなる
- ・口臭が強くなる
- ・口内炎や舌のひび割れが起こりやすくなる
- ・食べ物が飲み込みにくくなる(嚥下障害)
- ・味を感じにくくなる(味覚障害)
- ・誤嚥性肺炎のリスクが上昇する(特に高齢者)
ドライマウスを放置すると、口腔環境が悪化するだけでなく、全身の健康にも影響を及ぼす可能性があるため、早めの対策が必要です。
ドライマウスの主な原因
ドライマウスを引き起こす原因には、以下のようなものがあります。
- ・加齢による唾液腺の機能低下
- ・薬の副作用(降圧剤・抗うつ薬・抗アレルギー薬など)
- ・ストレスや緊張による自律神経の乱れ
- ・口呼吸の習慣
- ・喫煙や飲酒による粘膜の乾燥
- ・糖尿病やシェーグレン症候群などの疾患
ドライマウスは複数の要因が重なって発症することが多いため、日常の生活習慣を見直すことが大切です。
ドライマウスのセルフチェック
以下の項目に該当するものが多い場合、ドライマウスの可能性があります。
- ・口の中がネバつく
- ・水を飲まないと食べ物が飲み込みにくい
- ・口臭が気になる
- ・乾燥した食べ物(せんべい・パンなど)が食べにくい
- ・舌がヒリヒリする、ひび割れがある
- ・唇が乾燥しやすく、ひび割れる
- ・入れ歯が擦れて痛い
- ・夜間に口が乾いて目が覚める
当てはまる項目が多い場合は、早めに歯科医院で相談しましょう。
ドライマウスの改善方法
ドライマウスの症状を軽減するためには、日常生活の中でいくつかの工夫が必要です。
- ・こまめな水分補給(1日1.5〜2リットルを目安に摂取)
- ・唾液腺マッサージ(耳下腺・顎下腺・舌下腺をやさしく刺激)
- ・よく噛む習慣をつける(ガムや硬めの食材を積極的に食べる)
- ・口の中を保湿するアイテムを活用(口腔用リンスや保湿ジェル)
- ・鼻呼吸を意識する(口呼吸の習慣がある人は矯正を考える)
避けるべき習慣
- ・柔らかいものばかり食べる(咀嚼回数が減ると唾液の分泌も低下)
- ・アルコールやカフェインの過剰摂取(利尿作用で体内の水分が失われやすくなる)
- ・発泡剤入りの歯磨き粉の使用(口腔粘膜を刺激し、乾燥を悪化させる)
- ・喫煙(タバコの成分が粘膜を傷つけ、唾液の分泌を減少させる)
まとめ
ドライマウスは、唾液の減少によって口の中が乾燥し、虫歯や歯周病、誤嚥性肺炎などのリスクを高める症状です。
気になる症状がある場合は、歯科医院に相談することをおすすめします。
少しでも参考になれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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