インプラント治療の考え方
和田デンタルクリニック亀戸では、究極的なところまで天然の歯を残せるようにした上で、それでも支障がある場合にインプラントという選択肢を考えます。インプラントについては、専門医である医師が担当し、それ以外の症状についても担当の歯科医や歯科衛生士が対応致します。
インプラント治療のメリット
歯を失ったときに対処法として考えられるのは、「ブリッジ」「入れ歯」、そして「インプラント」になります。インプラントのメリットは、インプラントをすると、歯周病でぐらついている歯があっても、噛み合わせの力を負担してあげられるので、多少問題のある歯も積極的に残していくことが可能です。
自分の天然の歯は1本50万円ぐらいの価値があると考えられます。すると口の中には、生まれながらにしても1,400万円ぐらい価値のあると考えられます。
インプラント治療担当医
【 今 一裕 】
・和田デンタルクリニック亀戸 インプラント治療担当
・東京医科歯科大学歯学部歯学科卒業
・東京医科歯科大学大学院 勤務
・和田デンタルクリニック亀戸 インプラント治療担当
・日本口腔インプラント学会専門医
ブリッジと入れ歯について
ブリッジのときは、前後の歯を削って真ん中に新しい歯を作ります。前後の歯が健康であれば、それをわざわざ削ることになってしまいます。削ってしまった歯は虫歯になりやすかったり、神経に近いところまで削るため知覚過敏の症状が出たりもします。なるべく健康な歯は削らないほうがいいかと思います。
入れ歯
入れ歯は、歯がない部分の前後の歯に針金をかけます。すると、針金をかけた部分に虫歯になることや、毎日出し入れすることで歯が痛むこともあり、入れ歯のデメリットになります。総入れ歯だと、下顎の入れ歯は構造的に噛むと動いたりもしますし、硬いものが楽しめなかったりもします。
安全に手術するために
術前の検査が非常に大事になってきます。下の顎の場合、神経が走ってる管に触れないよう、検査をして管の位置を把握しておくことが非常に大事になります。インプラントを入れるための顎の高さが足り場合は、骨を移植するといった対応が必要です。きちんと検査を行い、適正に対処すれば、治療そのものは非常に安全に進めていけるものです。
インプラント治療の検査とアフターケアの大切さ
歯周病の管理や虫歯の治療がきちんとできていることが必要です。CT写真を撮り、顎の骨の治癒状況を確認したりといった術前の検査をして、手術に入ります。手術後は、月に1回ぐらい治癒の状態を確認して経過観察を経てから、歯を作っていく段取りになります。
インプラントは虫歯にはりませんが、いわゆる歯周病と同じような病態のインプラント周囲炎という病気になることがあります。インプラントの周りの骨が溶け、インプラントを抜かなければならないような場合もあります。
定期管理について
実は糖尿病や喫煙は、インプラント周囲炎になりやすいという報告もあり、そういうフォローアップも大切にしています。歯だけを見るのではなく、健康に全体を良くして行きたいと思って治療にあたっています。
インプラント治療の心がけていること
手術となると患者はすごく緊張され、肩に力が入ったりされているので、なるべく静かに手術をしたり、患者さんにはソフトに声をかけたり、大きな音を出さないようにしたり、そういったことは心がけています。そうすると、手術中に寝てしまわれる方もいらっしゃいます。
インプラント治療を受けた患者さんからの反応
しっかり噛んでご飯が食べられてすごくうれしいとか、前歯の場合はきれいな歯が入ってよく笑えるとか、そういった感想はよく耳にします。まったく歯がない人がインプラントで歯を作ると、天然の歯がしっかり残っていたときのような食事をまた楽しめるようになるので、若返ったような気持ちになるのかなと思います。
まとめ
インプラント治療は、ブリッジや入れ歯と比較すると、しっかり噛めたり、ほかの残りの歯を守れたり、大きなメリットがあることがわかりました。同時に、それでも生まれ持った天然の歯には劣るわけで、安直にインプラントをすすめてくるのではなく、患者さんご自身の状態をしっかり見て、歯ではなく患者さんを見て治療にあたっていきたいと思っています。お気軽にご相談下さい。
顎関節症や親知らず
「歯は痛くないけれど、口の中に違和感がある」「親知らずが気になる」「顎がガクガクする」といった、お口の中や顎の調子についてのお悩みもご相談ください。