リテーナーの期間は?後戻りを防ぐポイント
2024.10.19更新
亀戸WADA歯科・矯正歯科です。
リテーナーを装着していると「この期間はいつまで続くの?」と不安に思ったことはありませんか?
矯正治療後の歯並びを安定させるためにはリテーナーが欠かせませんが、どのくらいの期間使うべきなのか疑問を持つ方も多いでしょう。
今回は、リテーナーの使用期間や装着のコツについて、専門的な情報を交えながら解説します。
リテーナーの適切な使用方法が理解でき、安心して歯並びを保つことができるようになります。
リテーナーの適切な管理は、後戻りを防ぎ、矯正治療の成果を長く維持するために非常に重要です。
ぜひ最後までお読みいただき、美しい歯並びを長く保ちましょう。
リテーナーの使用期間はどれくらい?
リテーナーの使用期間は、基本的に矯正治療期間と同じくらい、2〜3年が目安とされています。
この期間は「保定期間」と呼ばれ、歯が動いた後に安定するために必要です。
しかし、個人差が大きいため、使用期間は歯科医師の指示に従うことが重要です。
場合によっては、さらに長くリテーナーを使用することが求められるケースもあります。
保定期間が終了しても、歯が完全に固定されているわけではなく、加齢や噛み合わせの変化などで歯が動くこともあります。
そのため、保定期間後も就寝時にリテーナーを装着し続けることが推奨される場合があります。
これにより、矯正治療の成果を長期的に維持することができます。
リテーナーの装着時間の目安
リテーナーの装着時間は、矯正治療後の初期段階では1日20時間以上が推奨されています。
この期間は歯がまだ安定していないため、しっかりと装着することが大切です。
特に初めの数ヶ月は、装着を怠ると後戻りのリスクが高まります。
食事や歯磨きの際を除いて、可能な限りリテーナーを装着することが求められます。
数ヶ月が経過し、歯が安定し始めたら、装着時間を徐々に短くすることができます。
最終的には、就寝時のみの装着になることが多いですが、この移行も歯科医師の指導に従うべきです。
自己判断で装着時間を減らすことは避けましょう。
リテーナーを使用しないとどうなる?
リテーナーを適切に使用しないと、矯正治療で整えた歯並びが再び崩れる「後戻り」が起こるリスクがあります。
歯は元の位置に戻ろうとする性質があり、リテーナーを着けない期間が長くなると、この力が強く働きます。
特に矯正治療直後は、歯が非常に動きやすいため、リテーナーを装着しないと短期間で後戻りが進む可能性があります。
後戻りが起こってしまうと、再度矯正治療が必要になることもあります。
これは時間的にも経済的にも大きな負担となるため、リテーナーの装着はしっかりと行うことが重要です。
また、リテーナーを定期的にチェックし、破損していないか、適切にフィットしているかを確認することも大切です。
リテーナーの種類と選び方
リテーナーにはいくつかの種類があり、代表的なものにはワイヤータイプ、マウスピースタイプ、固定式のリテーナーがあります。
ワイヤータイプは、金属のワイヤーで歯を固定するもので、保定力が高い一方で、目立ちやすいというデメリットがあります。
マウスピースタイプは、透明で目立ちにくく、取り外しができるため、人気のある選択肢です。
ただし、長時間装着しないと効果が薄れる可能性があるため、自己管理が求められます。
固定式のリテーナーは、歯の裏側にワイヤーを接着して固定するもので、取り外しができないため、装着を忘れる心配がありません。
どのリテーナーが最適かは、歯の状態やライフスタイルに合わせて歯科医師と相談して決めることが大切です。
リテーナーの手入れ方法と注意点
リテーナーの清潔を保つことは、口内の健康を守る上で非常に重要です。
リテーナーは食事中に外し、食べ物が付着しないようにしましょう。
リテーナーを外した後は、専用のケースに入れて保管し、紛失や破損を防ぐことが大切です。
また、リテーナーの洗浄は毎日行うことが推奨されています。
歯磨きの際に、柔らかい歯ブラシやリテーナー専用の洗浄剤を使用して、リテーナーをしっかりと洗浄しましょう。
もしリテーナーが破損したり、装着中に違和感や痛みを感じた場合は、すぐに歯科医師に相談しましょう。
適切な修理や調整を行わないと、リテーナーが正しく機能せず、後戻りのリスクが高まります。
リテーナーを清潔に保ち、定期的に歯科医院でのチェックを受けることで、矯正治療の効果を長く維持することができます。
少しでも参考になれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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