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亀戸WADA歯科・矯正歯科です。
毎日歯磨きをしているのに、どうして歯垢がたまってしまうのかと疑問を感じたことはありませんか?
歯垢は虫歯や歯周病、口臭の原因になります。
今回は、歯垢がたまる主な原因と、その防ぎ方について詳しくご説明します。
信頼できる歯科医師の知識をもとに、日常生活でできるケアをしっかり押さえましょう。
この記事を読むことで、歯垢予防が簡単にできるようになります。
正しい対策を知り、健康な口内環境を維持しましょう。
歯垢とは?歯の表面にたまる細菌のかたまり
歯垢とは、歯の表面に付着する細菌のかたまりのことで、プラークとも呼ばれます。
食事の後、歯に食べかすが残ることで細菌が増え、ネバネバとした歯垢ができてしまいます。
歯垢には1gあたり1000億個以上の細菌が含まれており、放置すると虫歯や歯周病の原因になるため注意が必要です。
歯垢は唾液の働きだけでは除去できないため、日々のブラッシングが大切です。
また、歯垢が固まると歯石に変わり、歯ブラシでは落とせなくなるため、定期的に歯科医院でのクリーニングも推奨されます。
歯垢がたまりやすい原因
歯垢がたまりやすくなる原因には、いくつかの要因があります。
特に磨き残しや磨きにくい部分に歯垢がたまりやすい傾向があります。
また、次のような場合も歯垢がつきやすい原因となります:
- ・歯並びが悪い:歯と歯が重なる部分は磨きにくく、歯垢がたまりやすくなります。
- ・矯正器具をつけている:装置周辺に食べかすや汚れが残りやすく、歯垢がつきやすくなります。
- ・唾液の分泌が少ない:唾液の自浄作用が働きにくく、歯垢がたまりやすくなります。
- ・乾燥しやすい口内:唾液が少ないと歯垢が除去されにくくなります。
これらの要因が重なると、歯垢がたまりやすくなり、歯の健康に影響を及ぼすため、特に注意が必要です。
歯垢が歯石に変わる仕組み
歯垢は、唾液中のミネラル成分と結びつくと、次第に硬くなり、歯石に変わります。
歯石は24~48時間で形成され、通常約2週間でしっかりと固まります。
一度歯石になると、歯ブラシでは除去できなくなり、専門の器具でないと取り除けません。
歯石がついてしまうとさらにその上に歯垢が付きやすくなるため、虫歯や歯周病が進行しやすくなります。
歯石の付着を防ぐためには、歯垢の段階でしっかりとケアすることが必要です。
歯垢が原因で引き起こされる問題
歯垢を放置すると、虫歯や歯周病、さらには口臭の原因にもなります。
歯垢内の細菌は、食べ物の糖を分解して酸を作り出し、これが歯を溶かすことで虫歯が発生します。
また、歯と歯ぐきの間に歯垢がたまると、細菌が歯ぐきに炎症を引き起こして歯周病になります。
歯周病が進行すると、歯を支える骨が溶け、最終的には歯が抜け落ちることもあります。
さらに、歯垢や歯石は口臭の原因にもなるため、口腔内の健康を保つために歯垢の除去が不可欠です。
歯垢を防ぐセルフケア方法
歯垢の予防には、毎日の正しい歯磨きが欠かせません。
特に歯と歯ぐきの境目には歯垢がたまりやすいため、歯ブラシを45度の角度で当て、1~2本ずつ丁寧に磨くようにしましょう。
歯と歯の間の汚れを取り除くために、デンタルフロスや歯間ブラシの併用もおすすめです。
また、唾液の分泌を促すためには、しっかりとよく噛んで食事をすることも大切です。
唾液の分泌が少ない方は、ガムを噛んだり水分をこまめに取ったりして口内を潤すことも効果的です。
まとめ
歯垢がたまる原因には、磨き残しや唾液の分泌不足、歯並びや矯正器具などの影響が関係しています。
歯垢は放置すると歯石に変わり、口内の健康に悪影響を及ぼします。
毎日の歯磨きと適切なケアを習慣にし、歯垢や歯石の予防を心がけましょう。
定期的な歯科クリーニングも併用することで、健康な口腔環境を維持できます。
少しでも参考になれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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